“You’ve been had!!” は
「あなたは持たれている!!」……???
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このシリーズが大好評ですので、今回もまた動詞編です……!
haveにはいろいろな意味がありますよね。「持っている」だけではなく、現在完了形にも使いますし、「~してもらう」とか「~された」とか……。
基本的な意味は、「自分の領域内にある」ということを表しています。
ですから、I have a car. というと、なにも「手に持っている」わけではなくて、「使おうと思えば自由に使える自分の領域内に車がある」つまり「所有している」ということになるんですね。
同様に、 I didn’t have breakfast this morning. のhaveは「食べる」ですし、
I often have exercise in open air. のhave は 「~する」という意味で使われています。
(それぞれ、「私は今朝、朝食を食べなかった」「私はよく屋外で運動する」と言う意味です)
いずれも「朝食を自分の領域内に入れる」「運動を自分の領域内に入れる」というように、haveの基本イメージから矛盾していませんよね。
では、これはどうですか。
Have a look at this.
ここでのlookは名詞です。a lookを自分の領域内に入れるわけですね。
すると「ちょっとこれ見て」というような意味になりますね。
(このようなhaveはtakeを使ってもほぼ同じ意味になります。ですからTake a look at this.と言っても同じ意味です。他にも have a bath と take a bath も同じ「風呂に入る」という意味ですよね)
ではこれは?
I’m not having any of those lies.
「私はそのようなウソを断じて許さない」という意味です。自分の領域内にlie(ウソ)を一つたりとも入れるつもりがないのですね
ではこれは?
You had me in the argument.
argumentは「議論」です。
「あなたはその議論で私を自分の領域内に取り込んだ」、「私」の立場から見れば、「あなたに取り込まれた」わけですね。さあ、分かりますか。
このhaveは「負かす」という意味です。
ですから「その議論では君に負けたよ」という意味なんですね。
さて、表題のタネ明かしをする前に、もう一つ、最初の方に紹介した「~してもらう」「~される」の例文を紹介しておきますね。
I’ll have him come. 「彼に来てもらおう」
I had my hair cut. 「私は髪を切ってもらった」
I had my wallet stolen. 「私は財布を盗まれた」
これらも「自分の領域内にある」という基本イメージに矛盾していないのが分かりますか。最後の例文なら
my wallet stolen「私の財布が盗まれた」というのが「自分の領域内にある」、つまり「自分の身の上に起こった」ということです。
ちなみに「~してもらう」という場合にはhave を、「~された」と被害にあった場合には「過去分詞」を強く読みます。
ですから2番目の例文、もしcut を強く読むと「切られたくないのに切られた」ということになってしまいますので気をつけて下さいね!
さあ、いよいよ表題の答えです。今回は最後まで引っ張りました……
このhaveは「だます」という意味なんです。
ですから「君はだまされていたんだよ」という意味になるんですね。
人をだましておいて、それがバレた時に“You’ve been had!!”(まんまとだまされたな!!)と捨てゼリフを吐いて去っていく……、とこんなシーンに使われるんですね。 これを相手に言われた時に、『「
君は持たれているんだ!!」って、この人なに言ってんの?』とキョトン……としないように
まぁ、ある意味、キョトンとしていた方が腹も立たないかもしれませんが……。