
“parallel to ~” は「~と平行線」
って、「意見がかみ合ってない」の???
友人のMike (マイク) と日本人留学生のN君。
今日も楽しくおしゃべりをしています。
すると、マイクがこう言いました。
“Your opinions are parallel to mine.”
それを聞いたN君は、大ショック!!
今まで楽しく話していたと思っていたのは自分だけで、マイクは楽しくなかったんだと思ってしまった
N君。 突然、“Good-bye”と言って、その場から立ち去ってしまいました。
あとにはマイクが1人ポツンと……。
いったいどうしてしまったのかと、驚いています。
ホントにどうしたんでしょうね。
ちょっとN君に聞いてみましょう。
「N君、いったいどうしちゃったんですか。突然帰ったりして」
「そりゃあ、そうでしょ!?」とN君。ちょっと怒ってます?
「だって、楽しく会話していたら、急に『キミの意見は僕の意見と平行線だ』なんて言ってくるんですよ!parallelって『平行』ってことでしょ!?つまり『平行』で『かみ合わない』って言ったんですよ!?
ひどいじゃないですか!!」と、相当怒ってますね、これは。
「でもね、N君。それはあなたの誤解なんですよ?」
「誤解?何が誤解なもんですか。もうあんな奴とは絶交ですよ!」
「N君、そうかっかせず、まあ聞いてください。今から説明しますから」
さて、この誤解、そもそも日本語と英語での「平行」の解釈が違うことが原因です。日本語では「平行」とは「決して交わらない、異質なもの」という捉えられ方をしますが、英語では「鏡に映したように似かよったもの」と解釈されているのです。
ですから、マイクが言った「キミの意見は、私の意見と平行だ」というのは、
「キミの意見は私の意見ととてもよく似ているね」と言ったものだったんです。
ちなみに “be parallel to ~”というのは、「~に似ている」という意味でよく使われる表現なんですよ。これを知らない日本人が初めて聞くと、N君のような誤解をしてしまう人が多いんですけどね……
N君、分かってくれました?
……って、あれ、N君!?どこに行ったんでしょう。
あ、いました。マイクのところに戻って、謝っていますね。
誤解が解けて良かったですね、2人とも!
